2007年9月

ナックルジョイント交換

2007年9月30日 日曜日

いつもの様に試乗してみたところ道路の凸凹があるたび
足回りから ギシッ!!ギシッ!!っと異音が・・・
これは異常あり!戻って早速点検。

   

音の出どころはフロントハイローとアッパーアームの間にあるナックルジョイントと判明!!                            
点検の為取り外してみるとグリスが無い。
しかもナイロンカップに穴が・・・
 
その為、金属同士がすれ合っていや~な音が出ていました。
もちろんナックルジョイントも磨り減ってしまっていました。
即交換です。

そのままほっておいてひどくなると
ナックルジョイントが折れて突然車高が傾いたなんて事もあるのでご注意を。。。

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クラッチのウンチク

2007年9月18日 火曜日

先週は珍しく 立て続けに2件のクラッチオーバーホールをしましたので  
この整備のポイントなどを書いて見ます、
先ずは、1991年キャブクーパー 
この年式のクラッチは新タイプと呼ばれていて以前の物から大きく改良されていますが
完璧では 無い・・・

今回のトラブルの症状は「すべり」です。クラッチを通してきちんと動力が伝わっていない状態で
エンジンの回転の割には車速が上がらないし、ひどくなると坂道を登っていけなくなる場合もあり ます。ヤバ・・・

クラッチマスターやレリーズ関係に問題がなければ本体側の点検修理となりますが
その原因の殆どが(多分90%以上!)オイル漏れによる物です、
クラッチプレートにオイルが付着してスリップを起こすわけで、
これを修理及び『防止!』するのが大事です!

ピットハウスでは以前よりオイルシールを国産のパーツで代替しております
ブローバイ排圧の高いレースマシンで実証済みです 後期のインジョクション用より優れているし
値段が安いのも二重丸です♪

それからもう一点重要なポイントが有ります、
これもレース経験から生まれたものですが、突然クラッチが切れなくなるケースがあります
これも困ります・・・
オーバーホールついでにきちんと対策をしておきましょう・・
どんな、対策なの?・・って
下の写真を、「見る人が見ればわかります」w 


MINI専門ショップでしたら常識的な部分ですので 
あなたの掛かり付けのドクターに聞いてみてください ニッ!

次に、旧型クラッチ、1981年モデルまでがこのタイプです、
こちらも、その殆どがオイルもれのトラブルですので、オイルシールの対策は勿論ですが
もう一箇所、フライホイールに細工をします、これはまだあまり知られていないかも・・・ニヤリ
ヒントは・・・穴あけ加工です? (スミマセン写真を撮り忘れました・・・汗)

さらに、ジャダー対策に、新型クラッチプレートを使ってます
これも、写真をみればその理由がわかりますよね ハテ…
(えっ!これ使えるの?って、いまさらそんなツッコミは無しですよw)
レリーズベアリングも国産品の耐久性の高いものにしてます            
あっ!そうそう、システム丸ごと新型クラッチにコンバーションもいいですね♪
(でも、高くつきます・・・ガク)
     
ピットハウスではクラッチーオーバーホールといえど余計なパーツは替えません!
経験上 殆どがプレートとオイルシールの交換ぐらいで
カバーの悪くなったやつは まず見たことが有りません!ホントかー?
「オーバーホールだから」とか言って全部替えちゃえー は どうかと・・・
使えるものは使いましょうね、資源保護の為にも、サイフの為にも。。。w
と・・・
ウダウダ書きましたが、これからもこんな風にMINIの整備やパーツの事など、
自分が経験した事や知ってることはどんどんアップしていこうと思ってます。
これを読んで参考にしてくれた方がいればうれしいですし、
それは違う こうだよ」
・・・みたいな意見も沢山頂きたいと思ってます。
企業秘密とかじゃなくて・・・いいものはいいんです

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10インチ用 ブレーキディスクローター

2007年9月15日 土曜日

MINIの人気ドレスアップの一つ10インチ仕様ですが
一般的に販売されている10インチコンバーションキット(市場価格¥90,000位の物)は
ノーマル12インチよりブレーキのききが甘くなり制動力が落ちます。
元々そんなに良くないのに、さらにです・・・
ブレーキの事ですから深刻です、それなのに・・・
デスクの径が小さくなったから仕方ないよ~・・とか
このブレーキパットにしたら大分良くなるよ~・・とか
4ポットキャリパーにしましょう~・・とか言われてませんか?
ちがいますっ! (大)

原因はディスクローターです、このキット内のローターは、耐久性を重視したのか…
非常ーに硬い材質のもので作られており、減らないのです!
かなり走りこんだローターでも表面を触ってみると(熱い時触らないで)
ツルツルでテカテカです(汗)まったく磨耗していない状態なのです・・・
極端な言い方をするとローターの上のパットが滑っている状態です!!(これではイケマセンw)
基本的にはローターもパットもそれなりに減っていくことで摩擦係数が増えるわけですから減っていくローターが正しいわけです、
因みにノーマルの12インチローターはきちんと減ってくれますので
表面はざらついていてパットとの当たりキズがライン状に残ります、
これが正しいローターの使用状態です

今回ご紹介の デスクローターはこの『材質』が 非常によろしいのです!!
これが ピットハウス がオススメする理由です、(きちんと減ります♪)
スリット入りでダスト除去効果も上がっております
ノーマルのパットでも十分なレベルです、社外のパットもこれで本来の性能が発揮できます!
安全に関わる重要な部分ですので、早い目のチェックをしてくださいね!

10インチ スリットディスクローター 1台分セット ¥31,500
このローターをセットした10インチコンバーションキットも有ります
これから10インチ化される方は是非このキットをオススメします
         
こちらは 1台分セット ¥99,750 と非常にお得なセットです

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スティディーブッシュ ステイ折れ

2007年9月6日 木曜日

ちょっと動かしてみた所エンジンルームからギシギシと異音が!?
点検した結果スティディーブッシュを取り付けてあるステイがパックリと・・・

                  
前にブログにも書いたようにスティディブッシュのヘタリによるもの。
たぶん新車当時から一度も変えてなかったようです。
こうなってしまうと溶接するしかありません。
エンジンルーム内。溶接するにはちょっと怖いんですが・・・
周辺の部品は外して、濡れタオルで周りを保護して。
結構大変な作業です。

  
もっと早くピットハウスに来てくれていれば・・・
みなさんもなんかいつもと違うな!?と感じたら気軽にご相談くださいね~。

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エンジンチューン

2007年9月4日 火曜日

またまた いい エンジン に仕上がりました♪               
97年クーパーのW様、今回のオーダーは「もっと早くしてくれ~」でしたw
・・・って  簡単におしゃいますが、この車元々物凄く早いんですけど・・・
いつも言ってたじゃないですかー「直線では負けたこと無いって」・・・w
まぁ、そもそも最初のチューニングコンセプトは「乗りやすくて、早い、しかも疲れ無い!」でしたから、
いくらかパワーアップの余地はありましたけど
「やりすぎ!」はいけませんので、そのあたりの味付けが微妙なんです、
ピットハウスとしては あくまでも 「早くて、壊れない!!」がモットーですから♪

まー、レース仕様になりましたから「ビシッとやりましょう!」
て、、なわけで今回はベースエンジンからより高回転型のカムシャフトとバルブサイズの見直し
ポート&燃焼室の再加工、圧縮比の適正化、フルバランスなど、エンジンほぼすべてのリチューン
です、 さらにタイムアップを目指してノンスリップデフ組み込みとファイナルギヤの見直しです。
W様、これでタイムアップ 間違いなしです♪

   

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