Garage Pit House

ただいまお客様のご希望により1000ccノーマルクラスのレース車両を作成中です。
3月8日（日）に美浜サーキットで行われる
ＭＡＴＣＨ　ＢＯＸ　ＪＡＰＡＮ　ＣＵＰの開幕戦に向けて急ピッチで進めています。
他の仕事のあいまに作業しているのでなかなか大変ですが、がんばります。

　　　　　　　　　　　これがベース車両　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エンジンルームもぎっしり　

　　　　　　　　余分なものを外してスッキリ　！！　　　　　　　　　　　　　　　　ロールゲージを取付け

僕たちも耐久レースに出場予定です。

新品のラバーコーンとフロントのハイローを持ち込みで取付依頼です。
まずは試乗。
感想はクラッチ重っ！！
予想はしていたとおりクラッチプランジャー部分のグリス切れ。。。

MT車にはよくあります。
ほっておくと突然クラッチが動かないという事もあるので。
MT車にお乗りの方で最近クラッチが重くなったという方、
グリスアップをしてあげましょう。
がんばれば自分でもできますのでお試しください。
　　　
ブレーキマスターの下の辺りです。
ちょっと見づらいんですがクラッチレリーズの下に赤くなっている部分があります。

グリス切れの車のほとんどが赤くさびていますので。
スプレーグリス等に先の長~いノズルをつけて油をさしてあげれば
ビックリするくらいクラッチが軽くなります。
ちなみにラバーコーンです。

左が新品、右が今回外したもの。
こんなにつぶれてしまいます。
交換したことでずいぶん乗り心地が良くなりました。
今回はお客様の希望でラバーコーンの交換でしたが、
さらに良い乗り心地にする為にもコイルサスをオススメします

フロントガラスにキズが・・・
しかも結構はっきりと・・・　

これはワイパーゴムのずれによるものでした。
たぶんワイパーゴムがずれてブレードの金具が当たった状態でしばらく動かしていたのでしょう。
もちろんこのままでは車検は通らないのでガラスは交換です。
ゴムの劣化等でもなる場合もあるので、
ふき取りが悪いなと思ったら早めに点検、交換をしましょう。

ブレーキオイル漏れ点検で入庫です。
前に紹介したホイールシリンダー、ブレーキマスターからよく漏れるんですが、
今回はプロポーショニングバルブからでした。
これはブレーキ制動力の前後バランスを調整する装置ですが、
たま～に漏れる車があるのでご注意下さい。

ラジアスアームのガタです。
リアタイヤが付いているアームの部分です。

　
そこの軸になる部分がガタが発生していました。
バラしてみてビックリ！！
中はサビサビで、シャフトが削れて、軸のベアリングがすり減っていました。

　
たぶんあんまりグリスアップをしていなかったのでしょう。
みなさんもこうならないようにグリスアップをしましょう。